■5月23日（木）～28日（火）
＜最終日 午後5時まで＞
■本館7階 催事場
※入場は閉場時間の30分前まで
ご本人様のみ入場無料。
ご入場の際、会場受付にＦカードをご提示ください。
17歳で佛像彫刻の世界に入り、佛師活動57年の間に19体の大佛を全国各地に納めております。
また、2014年には高野山開創1200年記念再興事業として四天王（修理2体、新造2体）を納佛、現代を代表する佛師として活躍しています。
運慶・快慶の流れを引き継ぐ慶派の大佛師として約40名の弟子の指導をしながら京都大原野の工房において木の中に宿るみほとけを一心不乱に彫り出し続けています。
京都西山の麓、大原野に工房を構える松本明慶。彫る前に"木の中に宿る御仏が見える"といわれています。
17歳で佛像彫刻の世界に入り、全国の大佛を19体も納め、2014年には高野山開創1200年記念再興事業として四天王を納佛、現代を代表する佛師として活躍しています。
卓越した心と技を受け継ぐ子の明観は35歳のときに、孫の宗観は25歳にして優れた仏像彫刻師に与えられる"大佛師"の称号が授与されました。
そんな折、徳川家の菩提寺である東京・増上寺から徳川家康像の制作依頼が舞い込みます。
徳川家康像の制作は二代目の明観が受け持つこととなり、佛像とは異なる偉人の像は初めてといってもいい挑戦でした。
初代から息づく「蛙を彫るときは蛙の人生まで考えて彫る」という意志が、まるで生きているような家康の像を生み出したのです。
今年の春に増上寺・安国殿に徳川家康像を納佛しました。
略 歴
1945年 京都市に生まれる
1962年 佛師を志し、佛像彫刻を始める
1964年 京佛師野崎宗慶師に弟子入りする
1979年 朝日新聞社・京都朝日会館にて個展を開催
1980年 京都佛像彫刻展にて、京都市長賞を受賞（以後10回受賞）
1984年 東京日本橋・三越本店にて個展開催。以後、全国で個展開催
1985年 京都佛像彫刻展にて、京都府知事賞を受賞（以後12回受賞）
1988年 フランス国立ギメ美術館（ルーブル美術館東洋別館）収蔵の
佛像百体を修復
1991年 総本山より「大佛師」の号を拝命
1999年 世界最大級の木造佛・大弁財天坐像完成（鹿児島・最福寺）
2002年 真言宗高野山金剛峯寺に、恵果阿闍梨尊像を奉納
2004年 西国三十三観音霊場第三十二番札所滋賀・観音正寺に総白檀による
十一面千手観音菩薩坐像（丈六）大佛を納める
2005年 京都市に松本明慶佛像彫刻美術館を開館
2006年 広島宮島・大願寺に総白檀による不動明王半跏像（丈六）大佛を
納める
四国八十八ヶ所霊場出開帳ご本尊八十八体を納める
奈良・長谷寺沖縄別院に十一面観音菩薩立像（半丈六）大佛を納める
2007年 西国三十三観音霊場第二番札所和歌山・紀三井寺の総金箔十一面千
手観音菩薩立像大佛（像高十二メートル）を納める
2008年 比叡山延暦寺無動寺谷明王堂に不動明王像を納める
2009年 西山浄土宗光明寺東京別院のご本尊阿弥陀如来像を納める
2010年 四国八十八ヶ所霊場第六番札所、安楽寺に阿弥陀如来像を納める
2011年 京都府文化賞功労賞を受賞
2012年 京都府立林業大学校の特別教授を拝命
2013年 京都市文化功労賞を受賞
2014年 高野山開創1200年記念中門再興事業 四天王大佛納佛
京都新聞社文化学術賞を受賞
2015年 和歌山県文化功労賞を受賞
2018年 高野山清浄心院に不動明王大佛を納佛
2019年 京都仁和寺に阿弥陀如来像を納彿
2023年 滋賀石山寺に弥勒菩薩像を納俳
2024年 親子三代で「大俳師」の号を拝命
東京増上寺に徳川家康像を納佛予定
