会社を知る
社長メッセージ

藤崎が大事にしている考え方や精神

藤崎は昨年で創業200周年を迎えましたが、創業から変わらず代々行ってきたことは、〝地域に暮らすお客様のために″という強い思いで商売を続けてきたということです。

地元仙台でご愛顧をいただいてきた歴史の重みこそが藤崎の特色であり、強みでもあります。藤崎には四代目の三郎助(初代社長1868-1926)がまとめた商売の行動指針「趣意書」があり、その中に〝いたずらに古いもの(こと)にこだわらず、勇気をもってあたらしいもの(こと)を取り入れる″と記されています。

これは明治29年、西暦1896年に発表されたもので、ちょうど店舗を拡張して個人商店から株式会社の思想の注入をはかった頃でした。四代目は宮城県で最初に自動車を購入しお客様へのお披露目をしたり、インドやブラジルとの貿易を行うなど、まさに革新的な事業を行いました。

「趣意書」にある考え方や精神は、一言で言うと伝統と革新を重んじること。それは、今も色褪せることなく我々のバックボーンになっています。

今後の展望

人口減少の進行や消費行動の多様化、さらにはネット販売などとの競合激化から、売上や利益を確保することがますます難しい環境になってきています。これは百貨店だけではなく小売業全体の構造的な問題です。この様な中で、藤崎が百貨店業として商売をしている存在意義を今一度とらえなおしていくことが大切だと考えます。

人と人との対面販売やきめ細やかなサービス、アフターフォローなどこれまで積み上げてきた営業活動を着実に行っていく一方で、自社ECサイトの強化や行政・大学と連携した新しい地方百貨店のビジネススタイルの構築にも取り組みます。

まだまだ宮城や東北の素晴らしいモノやコトを発信しきれてはいませんし、地域を活性化していく使命が藤崎にはあります。「藤崎に行けば何か楽しいことがあるのでは・・・」と、お客様がワクワクする新しい商品や情報をご提供し、同時に従業員もワクワクしながら働ける環境を創造する。常に伝統と革新を意識しながら何度もお客様にご利用いただける店づくりをめざしていきます。

求める人材

小売業はただモノを並べておけばいいというものではなく、商品がお客様の手に渡るまでの間に当然私たちを介します。

どうすればお客様に喜んでお買い上げいただけるのか。お客様の心の中に、藤崎での買い物の時間が心地良く、いかに再来店に繋げられるように印象を残すことができるのか。接客販売におけるベースやスキルを前提として、そこから先にどういう目標を持って進んでいくのかを自ら探し行動できる人材こそが質の高い接客をし、お客様のご期待にお応えすることができるのだと思います。

いつの時代もそうですが、情熱を持って失敗を恐れず、前向きにチャレンジできる気概を持った若い世代と一緒に地域に根差した藤崎を創造していきたいと考えています。


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