季節柄、ビールなどの清涼感のあるものが定番です。
人気なのは夏らしさを感じさせる旬のフルーツやアイスクリーム、そうめんなどです。
先方の家族構成や好みを考えて喜んでもらえるものを贈りましょう。

お中元を贈る時期は地方によって違いがあり、首都圏では6月下旬から7月15日までの間に贈ることが一般的です。宮城県をはじめ首都圏以外の地方では7月上旬から8月15日までに贈るのがよいとされていますが、全国的にお中元を贈る時期が早まっており、首都圏に合わせて7月上旬に贈る方が増えてきています。

日頃お世話になっている方に感謝を込めて、基本的には毎年贈るのがよいでしょう。昔お世話になっていたけれど最近は疎遠になっている方などには、相手の手間も考えてお中元は贈らず、お歳暮のみの年一回にするという方もいます。

日頃のお付き合いの中で、お世話になったと感じた人に対して贈るものです。会社の上司や先輩、友人や親族、恩師など、感謝の気持ちを改めて示すよい機会として活用しましょう。
ただし、お中元は一度贈ったら、基本的には毎年贈るのがマナー。一度きりでやめるというのは失礼に当たりますので、続けて贈ることができる間柄かも考えて贈るようにしましょう。

お中元は本来、お世話になっている方に感謝の気持ちを贈るものなので、返礼の品を贈る事は必須ではありません。お中元が届いたら、お礼状をしたため、お中元の到着とお礼の気持ちを伝えます。
近しい間柄の相手の場合、電話やメールでお礼を伝えてかまいません。
お返しをなさる場合は、お返しとして贈らずにお中元を贈り合うという形をとりましょう。

季節のご挨拶、謝礼の意味合いが強いので、一般的には贈ってもよいものとされています。ただし、華やかな花などは避けたり、忌明け後に落ち着いてから、改めて「残暑見舞い」などとして贈ったり、相手への心遣いがあるとよいでしょう。